学生でもクレジットカードは役に立つ!学生におすすめのカード
いまやクレジットカードを持っている学生は珍しくありません。実際に、日本クレジット協会の調査によると、大学生の6割以上がクレジットカードを持っていました。
この記事では、クレジットカードが気になっている人のために、クレジットカードにどんなメリットがあるのかを詳しく解説していきます。
また、学生におすすめのクレジットカードも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
学生のうちにクレジットカードを作るメリット
学生のうちからクレジットカードを作るメリットとしては、次のようなものがあります。
- クレジットカード会社からの信用が上がる
- ポイントが貯まってお得
- ネットショップで役に立つ
- 実店舗でも役に立つ
- お金が足りない時に役立つ
- 分割払いにできる
- 年会費無料のカードを選べば負担もない
では、学生がクレジットカードを持つ利点について、詳しく見ていきましょう。
1.学生のうちからクレジットカードを使っていれば信用が高くなる
クレジットカードは、使うことによって信用が上がります。しかし1回高額な商品を買えば、それだけで信用が一気に高まるというものではありません。クレジットカードの信用を高めるためには、時間をかけて良質なクレジットヒストリーを作っていく必要があります。
つまり、学生のうちにクレジットカードを作って、カード払いを続けていったほうが、より早く信用を得られるわけです。
信用が高いと、クレジットカードの支払い上限額を増やしやすくなるという利点があります。さらに、信用が低いと、ブラックカードやプラチナカードのような、社会的信用の高いクレジットカードへのランクアップができません。
高ステータスカードはさまざまな場面で役に立つ
高ステータスカードには、いろいろなオプションサービスが付いています。旅行時などに高額な保険が付いたり、世界中の空港ラウンジを利用できたり、いつでも無料で相談できるコンシェルジュサービスを使えたりと、持っていると何かと便利です。
また、高ステータスカードは、所持しているだけで周囲からの信用を得られます。特に海外では、その効果が顕著です。
2.クレジットカードなら買い物するごとにポイントが貯まってお得
クレジットカードを使って買い物をすると、利用金額に相当するポイントが付きます。還元率が1%のクレジットカードを使うなら、実質的には商品の代金が1%程度割引されるようなものです。
もちろん、さらに還元率の高いクレジットカードや、ボーナスポイントが付くカードを使えば、より金銭的なメリットは大きくなります。
また、クレジットカードは、ショッピング以外に電気代や通信費などの生活費にも利用可能です。生活費にかかる金額は大きいため、クレジットカード導入による節約効果は小さいものではありません。
3.クレジットカードがあれば手軽にネットショッピングができる
今は、大抵のものがネットショップで揃う時代です。ネットショップはさまざまな支払い形式に対応していますが、やはり1番便利なのはクレジットカードでしょう。
よく使うネットショップにクレジットカードの番号を登録しておけば、よけいな手間をかけずに簡単に商品を買えます。
また、ネットショップの中にはクレジットカード払いしかできないところもあるので、よく通販を使う人なら、とりあえずクレジットカードを作っておいて損はありません。
4.店頭での買い物もクレジットカードがあると便利
クレジットカードがあれば、現金を持ち歩かなくても、街で好きなものを購入できます。また、コンビニなどでの買い物にスマホを使いたい場合にも、クレジットカードでのひもづけを使うのが便利な方法です。
さらに海外旅行をする時には、クレジットカードは必須と言ってよいほど効果を発揮します。海外では現金取引を歓迎しない店も多くあるため、そういう店でスムーズに買物をするのにクレジットカードが役立つのです。
なお、クレジットカードの海外利用を考えているなら、VISAやMastercardのように利用できる国が多い国際ブランドのカードを作るのをおすすめします。
5.クレジットカードがあればお小遣いが足りない時に役立つ
今月のお小遣いがちょっと足りない、といった時でもクレジットカードがあれば問題ありません。クレジットカードの料金は後払いのため、手元にお金がなくても買い物ができます。
急に友達と遊びに行くことになったため、お金に不安がある、といった場合にクレジットカードがあると便利でしょう。
ただし、調子に乗って収入以上の買い物をしてしまうと、支払いが大変になってしまいます。その点での注意は必要です。
6.クレジットカードは支払いを分割払いにできる
学生の身では、数万円以上するものを買うのはそう簡単ではありません。しかし、クレジットカードなら分割払いを利用できるため、毎月の負担を抑えて高額な商品をゲットできます。
クレジットカードを使って計画的に資金繰りをすれば、普通なら手が出ないような品物も購入できるため、選択肢が大きく広がります。
ただし、分割払いでキャパシティ以上の商品を次々と購入してしまうと、返済に困り、クレジットカードを止められるような事態にもなりかねません。そのため、しっかりと収入と支出のバランスを考えて利用する必要はあります。
リボ払いはあまりおすすめできない
たまに分割払いを利用するくらいなら大きな問題にはなりにくいのですが、毎月の支払いをリボ払いにしてしまうのにはリスクが伴います。
分割払いの場合、最初に決めた回数だけ振り込みをすれば、クレジットカードの支払いが終了します。しかしリボ払いで毎月の返済額を少なくした場合は、元本がなかなか減らず、金利ばかりを支払っているといったことになりかねません。
7.年会費無料のクレジットカードなら負担無しで作れる
学生の場合、高い年会費が必要なクレジットカードには、なかなか手が出ません。しかし今の時代は、年会費無料のクレジットカードも数多く存在します。
年会費無料のクレジットカードを選べば、なんの負担もなくクレジットカードの恩恵だけを受けることが可能です。
学生は将来の上客になり得るためクレジットカードを作りやすい
クレジットカード会社にとって、一般的な学生は、それほど旨みのある客ではありません。
しかし学生が学校を卒業して社会人になれば、クレジットカードの利用金額増加が期待できます。
さらに同じ種類のクレジットカードを長期間にわたって使い続ける人も多いため、学生のうちから囲い込んでおけば、クレジットカード会社が得られる利益は少なくありません。
そのため、クレジットカード会社は、収入のない学生でもクレジットカードを作らせてくれます。特に学生向けカードの審査通過率は低くありません。
実際に、一般社団法人日本クレジット協会の調査によると、クレジットカードを持っている学生の8割程度は自分名義でのクレジットカードを所持しているとのこと。
高校生や18歳未満はクレジットカードを作れない
学生と言っても、高校生や18歳未満の人は例外で、クレジットカードを作れません。また、基本的には家族カードも18歳未満だと作成不可です。
ただしクレジットカード会社の中には、留学など海外で生活する場合のみ中学生や高校生にも家族カードを発行する、としているところもあります。
クレジットカードを作れない場合は、デビットカードやプリペイドカードを作れば、クレジットカードのような運用は可能です。
18~19歳でも保護者の同意なしにクレジットカードを作れる
以前は、18~19歳の人は保護者の同意書なしにクレジットカードを作れませんでした。しかし現在では法律が改正されており、18歳以上になっていれば、自分の意志だけでクレジットカードを作成できます。
学生におすすめのクレジットカード5選!
学生が作るクレジットカードとしては、次の5つがおすすめです。
- JCB CARD W
- JCB CARD W plus L
- 三井住友カード(NL)
- JALカードnavi
- ANAカード〈学生用〉
では学生向けクレジットカードについて、詳しく見ていきましょう。
JCB CARD Wは年会費無料なのに還元率が高い
年会費 | 無料 |
---|---|
還元率 | 1%以上 |
付帯サービス | 海外旅行傷害保険最高2,000万円 海外ショッピングガード保険最高100万円 |
「JCB CARD W」は年会費無料で作れるため、学生におすすめしたいクレジットカードの1つです。
年会費無料ですが、ポイント還元率も低くありません。普段の買い物でも1%相当のポイントを獲得可能です。
さらにJCB CARD Wは、JCBと提携しているお店で利用すると、獲得ポイントが増加します。
たとえば、セブン-イレブンで使うなら還元率2%、Amazonなら2%、スターバックスなら5.5%など、高いポイントを獲得可能です。
さらにJCB CARD Wは、年会費無料にもかかわらず、海外旅行時と海外での買い物時に保険が付いています。極端なことを言うと、クレジットカードをまったく使わない人でも、海外旅行傷害保険目当てでJCB CARD Wを作った方がお得です。
JCB CARD W plus Lは女性が嬉しい特典付きのカード
年会費 | 無料 |
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還元率 | 1%以上 |
付帯サービス | 海外旅行傷害保険最高2,000万円 海外ショッピングガード保険最高100万円 |
「JCB CARD W plus L」は、JCB CARD Wの基本機能をそのままに、さらに特典が追加されたクレジットカードです。
まず、JCB CARD W plus Lを持っていると、専用の「女性疾病保険」に加入できます。安い保険料で入れる割に、女性特定疾病が発症した場合に、高い入院保険金と手術保険金が補償されるため、女性ならリーズナブルです。
これに加えてさまざまな特典が付帯します。たとえば、毎月2回、ルーレットで当たりが出ると2,000円分のJCBギフトカードを貰える「LINDAの日」、JCBトラベルの旅行券1万円分のプレゼント企画、コスメやホテルなどの料金の割引サービスなどです。
じつはJCB CARD W plus Lは女性専用というわけではなく、男性も作成できます。
基本的にJCB CARD W plus Lは、JCB CARD Wの上位バージョンのため、男性でもJCB CARD W plus Lの方を作った方がお得です。
三井住友カード(NL)には学生専用ポイントがある
年会費 | 無料 |
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還元率 | 0.5%以上 |
付帯サービス | 海外旅行傷害保険最高2,000万円 |
「三井住友カード(NL)」も、年会費無料で海外旅行傷害保険が付いているクレジットカードです。しかも保険を、自分のライフスタイルに合わせて変更できます。
ただし、基本の還元率はJCB CARD Wの半分の0.5%となっています。しかしセブン-イレブン、ローソン、マクドナルド、サイゼリヤなどの利用時に還元率が5%になるなど、多くのポイントを稼げる提携店舗が少なくありません。
自分がよく使う店が三井住友カード(NL)の提携店舗なら、かなり高いポイント還元率を期待できます。
また、学生は特別なポイントを獲得可能です。動画サイトなどのサブスクで最大還元率プラス9.5%、携帯料金の支払いで最大還元率プラス1.5%、LINE PayのQRコード決済で最大還元率プラス2.5%といった高いポイントを得られます。
JALカードnaviはJALマイルを貯めたい人に最適
年会費 | 無料(在学期間中) |
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還元率 | 1%以上 |
付帯サービス | 国内・海外旅行傷害保険最高1,000万円 傷害保険最高100万円 |
「JALカードnavi」は、JALマイルを集めることに特化したクレジットカードです。年会費は無料ですが、卒業すると年会費が有料な別のカードに切り替わります。
基本の還元率も1%以上と高いのですが、さらにさまざまな状況でボーナスマイルを獲得可能です。「入会後最初の搭乗マイル」、毎年の「初回搭乗マイル」、フライトごとの「ボーナスマイル」などで、飛行機に乗るほど、どんどんマイルが貯まっていきます。
さらに学生専用のボーナスマイルも有り。JALが指定している外国語の検定に合格すると貰える「語学検定ボーナスマイル」など、ユニークなサービスが用意されています。
ANAカード〈学生用〉はANAマイルがためやすいクレジットカード
年会費 | 無料(在学期間中) |
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還元率 | 0.5%以上 |
付帯サービス | 海外旅行傷害保険最高1,000万円 国内航空旅行傷害保険最高1,000万円 ショッピング補償最高100万円 |
「ANAカード〈学生用〉」は、ANAマイルに特化したクレジットカードです。年会費は、JALカードnaviと同じく、在学期間中のみ無料となっています。
基本の還元率は0.5%ですが、ANAマイルが貯まるサービスが少なくありません。まず入会時に1,000マイル貰えますし、在学期間中は、毎年1,000マイル貰えます。さらに卒業時にも2,000マイルを獲得可能です。
ほかにANAの飛行機に乗れば、搭乗ごとに区間マイルの10%がボーナスマイルになります。
そのほか、ANAカードと提携している、「ホテル」「引っ越しサービス」「レンタカー」などを特別優待価格で利用可能です。
クレジットカードは学生のころから使っていこう
学生でも、クレジットカードを持っていると、ポイントが貯まってお得、将来的な信用を高めていける、ショッピングが楽になる、などのさまざまなメリットがあります。
さらにクレジットカード取得によって、無料で保険に入ることもできるため、基本的にはクレジットカードは作っておいた方が得です。
クレジットカード会社側も、将来の優良顧客を手に入れるため、学生へのカード普及に力を入れています。そのため、学生であってもクレジットカード審査に通る可能性は低くありません。